アクアソムリエ、鶴田雅人さんに学ぶ シーンで違う”水の摂り方・選び方”『ミネラル勉強会』

2024年06月28日

株式会社フォレストホームサービスが展開する水を通してウェルネスな未来を目指すウォーターハブブランド「WACOMS(ワコムス)」は、2024 年 6 月 12 日(水)に水の基礎知識やシーンごとの選び方が学べる「ミネラル勉強会」を開催しました。当日は水の専門家である、アクアソムリエの鶴田雅人さんを講師としてお招きし、意外と知らない軟水と硬水の違いや、水の飲み比べや食べ比べを通じて水を味わう体験を行いました。

⚫ 水を飲む意味

人間の身体の 60%は水分でできているため、体重 50kg の方の場合は約 30kg が体内に蓄えられた水分ということになります。水は細胞に栄養素や酸素を届け、体内を循環させる役割を担っています。また、水を飲むことで汗や尿から老廃物が排出され、血液がさらさらになったり、体温や血圧を常に一定に保つ、恒常性の維持の役割もあるため、健康維持には不可欠な存在です。

⚫ 自分にあった水の選び方

自分に合っている水は美味しいと感じるもの、身体に違和感のないもの、手に入れやすいものを中心に選ぶ形で問題ありません。水の違いを意識して飲んだことが少ない方はぜひ日常で飲む水の味を感じながら、できれば飲み比べていただけると違いが分かりやすいと思います。水の味の違いの正体は、ミネラル成分の差から生まれます。運動すると汗とともにビタミンやミネラルが失われてしまうため、普段の運動量にあわせてミネラル含有量の異なる水を選ぶことも考えられます。

⚫ 1 日の適切な水分量

1 日の水分の適切な摂取量は 1.5ℓ~2ℓ程度がおすすめです。体内の水分を見ていくと、肺や皮膚から約 900 ㎖、尿や便で約 1.5ℓ~1.7ℓ程度が排出されるため、1 日で約 2.4ℓ~2.6ℓ程度が自然と失われていることになります。一方で水分を摂取する以外にも自然と体内に水が取り入れられるシーンがあります。食事で約 800 ㎖、体内の酸化作用で約300 ㎖と言われているため、約 1.1ℓは水分補給以外での水の摂取ができていると考えられます。その人の運動量や、水分が多く含まれる野菜や果実、和食中心の食事か、水分が少ないパンやサンドイッチ、インスタント食品などの簡単なもので済ませてしまっているか、デスクワークか外での仕事かなど、生活習慣によって目安の量に変動はありますが、体外へ排出されてしまう量、自然と摂取できる量の差分を考えると、約 1.3ℓ~1.5ℓ を飲み物から水分補給をしてあげることで、体内の水分量のバランスが保たれることになります。ただし、汗をたくさんかけば排出量は増えますし、食事から摂取できる水分量が少ない日もあるので、約 1.5ℓ~2ℓ 程度を飲むように心がけましょう。特にこれからはじまる夏場は汗をかいて水分が体外へ排出されてしまうため、常に意識して水を飲むことが大切です。

⚫ 水分摂取のタイミングとコツ

1 日に 1.5ℓ~2ℓ必要な水の摂取をもう少し具体的に考えていくと、コップ 1 杯が約 200 ㎖とされるため、1 日にコップ 1杯を 8 回飲むと必要水分量が摂れる計算になります。1 日 8 杯と聞くと多いと感じる方も多いかもしれませんが、生活のシーンごとに意識して飲んでいただくと良いかもしれません。例えば朝昼晩の食事の際に 1 杯ずつ、睡眠中は水分が失われるため就寝の前後で 1 杯ずつ、入浴でも汗から水分が体外へ出てしまうためお風呂の前後で 1 杯ずつと考えると、これだけで 7 杯飲んでいることになります。この他にも仕事中や、運動の前後などタイミングごとに意識して水を飲めば、そこまで難しくはないかもしれません。

また、水の飲み方にもちょっとしたポイントがあります。1 日 1.5ℓ~2ℓの水を飲まなければいけないと考えると、一気に大量の水を飲んでしまう方もいらっしゃるかと思います。しかし、一度にたくさんの水分を摂取すると体内へ吸収しきれず、汗や尿便で体外に流れ出てしまうため、できるだけ小分けにして水を飲むことがおすすめです。1 日 8~10 回程度、時間を変えながらご自身のライフスタイルに合わせて水を飲んでください。

また、渇きを感じたときはすでに脱水が始まっている状態になるため、喉の渇きを感じる前に水分を摂取することが大事です。ご高齢の方は特に喉の渇きを感じにくくなっていたり、最近は室内でも脱水の症状が発生したりしているため、夏のかくれ脱水防止のためにも、夏場は特にご自身の中で水分補給のタイミングを決めて水を飲んでいただくのが良いです。

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